今日はレイトショーで「ザ・マジックアワー」を見てきました。三谷幸喜は「やっぱり猫が好き」の頃から大好きで、本もかなり読んでいる(中でも「オンリー・ミー」は最高!)のですが、「笑の大学」「THE 有頂天ホテル」「ラヂオの時間」といった彼の映画はどうも合わないのか、それほど笑えないという印象を持っていました。それだけに今回もどうかな?と思っていたのですが、これがかなり面白かった!特に中盤の佐藤浩市と西田敏行の絡みは最高で、劇場全体が爆笑に包まれていました。伊吹吾郎や小日向文世、寺島進といった脇を固める役者陣も効果的で、良質な喜劇作品に仕上がっているという印象を受けました。現在公開中の作品でいけばやはり「Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull」の方がお勧めですが、「ザ・マジックアワー」もお金を払って映画館に見に行っても決して損はない作品だと思います。ちなみに今年の夏はあと「THE DARK KNIGHT」と「STAR WARS: THE CLONE WARS」を見に行こうと考えています。
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今日はレイトショーで「ザ・マジックアワー」を見てきました。三谷幸喜は「やっぱり猫が好き」の頃から大好きで、本もかなり読んでいる(中でも「オンリー・ミー」は最高!)のですが、「笑の大学」「THE 有頂天ホテル」「ラヂオの時間」といった彼の映画はどうも合わないのか、それほど笑えないという印象を持っていました。それだけに今回もどうかな?と思っていたのですが、これがかなり面白かった!特に中盤の佐藤浩市と西田敏行の絡みは最高で、劇場全体が爆笑に包まれていました。伊吹吾郎や小日向文世、寺島進といった脇を固める役者陣も効果的で、良質な喜劇作品に仕上がっているという印象を受けました。現在公開中の作品でいけばやはり「Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull」の方がお勧めですが、「ザ・マジックアワー」もお金を払って映画館に見に行っても決して損はない作品だと思います。ちなみに今年の夏はあと「THE DARK KNIGHT」と「STAR WARS: THE CLONE WARS」を見に行こうと考えています。
今日は「Indiana Jones and the Kingdom of the Crystal Skull(邦題:インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国)」の先行上映を見に行ってきました。このシリーズは私が映画にはまった中学生の頃の大ヒットシリーズであり、私にとってはSTARWARSと同じくらい重要な作品。ということで今日は先行上映の初回、朝10時の会で見てきました。ネタバレは書けませんので印象だけを書くと、Indiana Jonesシリーズの名に恥じない最高の冒険活劇でした。ちょっとそれはやり過ぎでしょうという点はいくつかありましたが、エンターテインメントですから、それもいいでしょう。冒頭で流れる音楽でその時代を一瞬で演出し、最後の思わせ振りなシーンでは観客をすかすなど、演出面も良くできていました。早いタイミングでの続編の制作を期待したいです。
今日は20時過ぎまで仕事をした後、名古屋駅に今日公開の「Rambo(邦題:ランボー/最後の戦場)」を見に行ってきました。このシリーズの一作目(First Blood)は1982年公開ということで、私は中学生。映画好きになった頃で、毎週のように映画館に行っていた頃なのですが、この一作目で、ヴェトナムの影を引き摺りながら孤独に戦うスタローンの格好良さったら半端ではなく、ある意味、ロッキーよりもこのジョン・ランボーというキャラクターの方が好きだったのでした。ということで個人的にはちょっとしたヒーローですので、今回も初日に行って来たのです。今回はミャンマーの国軍とカレン民族同盟の戦闘および虐殺をテーマにしているのですが、まあこれがすごい駄作でした。ムダに残虐なシーンが多く、ストーリーもご都合主義で、よほどランボーというキャラクターが好きでなければ耐えられないでしょう。個人的には「スタローンも頑張ってるな」くらいの思いで見ていましたが、少なからずいたデートっぽい感じで来ていたお客さんの感想を聞いてみたいものです。しかし、ボートの運転手がいきなり傭兵のリーダーに勝手に就任したのには参ったなぁ。誰も文句いわないんだもの。
今日は退職金単行本の執筆で休日出勤したため、夜は「Cloverfield」を見てきました。マーケティングとして作品情報をひた隠しにすることで話題を高め、全米1位を獲得したパニック映画ですが、結論から言えば本当に面白かった!完全に期待以上です。ストーリーを書くのは野暮ですから書きませんが、口で説明すれば10秒もあれば説明できる非常にシンプルなもの。イメージとしてはゴジラ+Alien+The Blair Witch Projectという感じなのですが、ハンディカメラを使い、パニックの中を逃げ惑う市民の視点で全編を描き通した斬新な撮影手法は非常に効果的でした。そのような撮影方法、かつキャストはすべて無名ということから制作費も2500万ドル(約27億円)しかかかっていない(もし日本であれば結構な金額ですが、アメリカのロードショームービーとしては安い)ということですが、CGや音声などには適度に資金が投入されているのは明らかで、これは是非劇場で見て欲しい作品でした。なお、前半部分が緩慢な印象が残りますが、それは後半に生きてきて、トータルで見るとあれは必要だったんだと分かります。パニック映画の中ではかなり上位に入る出来だったように思います。超おススメ。以下が予告編です。
今日は愛媛に出張でしたが、松山空港を18時35分のフライトでセントレアに戻ると、20時少し前。名鉄の特急に乗れば名古屋駅に20時35分に到着。ということで名古屋駅前のミッドランドスクエアシネマで、21時スタートの「Sweeney Todd: The Demon Barber of Fleet Street」を見て帰ってきました。先週も書いたとおり、休日出勤の夜は可能な限り遊んでから帰る主義の私ですが、いくらなんでもこれはやり過ぎ。しかし、私の大好きなBurton+Deppの最新作ですから、どうしても公開初日に見たかったのです!
ざくっとしたストーリーは無実の罪で家族と引き離された理髪師が復讐を行うというものですが、傑作「Edward Scissorhands」を彷彿とさせる仕上がりの素晴らしい出来でした!もっともタダでさえ好き嫌いが分かれるTim Burtonワールド全開の上に、KILL BILL並みに血しぶきが舞うようなシーンが多いのでかなり賛否両論になると思います。マイナスがあるとすれば、ミュージカル仕立てながら、登場人物全員があまり歌がうまくないというところ。そう気になるほどではなかったですが、ヒロインだけでも抜群の歌声であればより作品が締まったのではないでしょうか。
休日出勤の夜はできるだけ遊んで帰るというのが私のモットーですが、今日も経営者大学の講師を終日務めた後、事務所で週明けの準備をし、帰り掛けに名古屋駅で「Earth」を見に行ってきました。北極から南極までを縦断する形で、地球の大自然や動物達の営みを描き出したドキュメンタリー映画ですが、今日が初日で、3連休のスタートということもあって、レイトショーながら結構なお客さんが入っていました。しかし、よくこんな映像を撮ったなぁと思います。撮影には4,500日を費やしているそうですが、カメラマンの忍耐力には脱帽です。ホッキョクグマが冬眠から覚め、巣穴から出てくる様子、サバンナの夜にライオンが象を襲撃する様子、ホウジロザメがオットセイを襲い、水面から完全に浮き上がるほど大ジャンプをする様子、アフリカゾウやザトウクジラが水や餌をを求めて長い旅をする様子など、見たことがない映像が次々と大画面に映し出されます。もっともこの映画の主役はタイトルにあるように完全に地球。地球の自然の素晴らしさと環境破壊への警鐘が基本テーマとなっています。今年の正月映画は不作と言われていますが、こういう映画はやはり劇場で見るのが良いと思いました。
今日の夜はレイトショーで「Hairspray」を見てきました。ずっと見たいと思っていながら見ることができていなかったのですが、そろそろ終わりそうということで、無理やり仕事帰りにレイトショーに行ってきました。バルティモアのかなり太めな女子高生を主人公にしたミュージカル映画ですが、音楽とダンスが素晴らしく、非常に楽しい作品でした。John TravoltaにMichelle Pfeiffer、そしてChristopher Walkenと非常に豪華なキャストでしたが、こういう作品だとやはりQueen Latifahがすごい。その場を全部持っていってしまいそうな迫力のある歌と演技はさすがです。ストーリーは一応、60年代初頭のアメリカの人種差別を中心にマイノリティの問題を取り上げているのですが、まあそれほど重要なものではなく、この映画はやはり全編を覆い尽くしている60'sの楽しいメロディーとダンスに尽きます。土曜日の夜に見るには最高の楽しい映画でした。 John Travoltaの特殊メイクによる怪演も見ものです。
今日はロバート・ロドリゲス監督の「Planet Terror」を見てきました。それも公開初日の朝一番の回で。この作品は先日紹介したQuentin Tarantinoの最新作「Death Proof」との2部作(Grindhouse)の片割れ。基本的な作品のテーマがB級エログロバカ映画ということですが、文字通りそのとおりの内容に仕上がっていました。内容はミラ・ジョボビッチのバイオハザードそっくりで、生物兵器でゾンビ化した人間と戦うというような話なのですが、真剣に見たら完全に引きまくる内容、しかし楽しんでやろうという気持ちで見るとこれが結構楽しい作品でした。制作側も余裕を持って楽しんで作っているであろうことが強く伝わってきましたが、ブルース・ウィリスが出てくるというのはやはりなんというか違和感というか、妙な雰囲気を感じました。
今日はレイトショーでQuentin Tarantinoの最新作「Death Proof(邦題:デス・プルーフ in グラインドハウス)」を見てきました。まともな監督作品としてはKill Bill:Vol.2以来3年振りの作品ということでかなり楽しみにしていたのですが、良くも悪くもバリバリのTarantino作品でした。彼のファンであれば、一見まったく意味がない会話が延々続いたり、バイオレンス+スプラッター的なシーンがあったり、変質者が出てきたり、過去の映画等へのオマージュが満載といういつもの展開に妙な安心感を感じるでしょうが、そうでない方にはもしかすると最悪の映画かも知れません。例えばデートで「なにを見ようか?」「タランティーノって聞いたことあるよね、これにしてみようか?」的な展開でこの作品を選ぶとしたら、これは最悪です。まあ、まるでラブストーリーのような宣伝が行われ、それを期待して見に行くと実は全編血飛沫のスプラッター映画だったKill Billの例よりはマシ(このときの映画会社の対応は詐欺的だった)かも知れませんが、映画を見終わった後のそのカップルの沈んだ会話がむしろ聞いてみたい作品です。こんなマイナスっぽい書き方をしていますが、今回の作品、個人的にはそれなりに楽しめました。「Pulp Fiction」や「Kill Bill」には及びませんでしたが、今回の作品のコンセプトからすればこれもありでしょう。ただ、ちょっと長かったです。一般にはあまりおススメできませんが、監督のファンの方は当然行くべきでしょう。
今夜はレイトショーでマイケル・ムーア監督3年ぶりの新作「SiCKO」を見てきました。これまで銃規制やテロ戦争などをテーマにしてきた彼ですが、今回はアメリカの医療制度を取り上げています。内容はフランスやイギリス、そして最後はキューバの医療事情に比べ劣悪なアメリカの医療制度を批判し、国民に「Do Someting」と行動を呼びかけるものになっているのですが、これは確かに酷い。西側先進諸国の中で国民皆医療制度がないのはアメリカだけということですが、あまりに高額な医療費が払えない人や、仮に民間の医療保険に加入していても契約内容や保険会社の不払いによって給付が受けられず、破産してしまう人など、悲惨な実情が明らかにされていきます。日本の健康保険制度も改悪に次ぐ改悪が繰り返されていますが、アメリカの惨状に比べれば恵まれているとさえ感じてしまいます。一方、フランスの高度なケアは本当にすごい。映画の中ではフランス政府は行動する国民を恐れているという分析がなされていましたが、民主主義の元祖の国だけにあながちその指摘も間違ってはいないのかも知れません。日本でもこうした作品が作られたら本当に面白いと思いますが、誰か手を挙げないものでしょうか?この作品はこれまでにないレベルでマイケル・ムーアの強い怒りが伝わってきました。
今日は私のお気に入りの映画の一つであるポール・ニューマンの82年作品「The Verdict(邦題:評決)」のDVDを見ました。この作品は医療過誤をテーマとした法廷もの。あるスキャンダルをきっかけに酒に溺れた弁護士が麻酔の処置のミスにより植物状態となった原告の代理人として、巨大病院と一流医師を相手に戦っていくのですが、その過程で彼もが再生し、最後は勝訴するというストーリー。この弁護士役のポール・ニューマンの演技は素晴らしいです。また相手弁護士役のジェームズ・メイスンのいやらしい演技もまた素晴らしい。最後の陪審員にによる評決が証拠に基づかない不合理な内容であるのが腑に落ちず、この展開はもう少し素直なストーリーにならなかったものかと思いますが、ここを除けば同じくシドニー・ルメット監督の「十二人の怒れる男」やトム・ハンクスの「フィラデルフィア」と並ぶ法廷ものの傑作であると思います。
今夜は、今日公開のマイケル・ベイ+スティーヴン・スピルバーグによる超話題作「Transformers」を見てきました。アメリカでは7月3日に公開され、公開されるやいなや「PIRATES OF CARIBBEAN AT WORLDS END」の持つ記録を破り、火曜日公開作品としては歴代1位のオープニング成績を記録。今週時点では$284,677,134という大ヒットを飛ばしています。予告編を見る限り、どうしてここまでのヒットをするかが分からず、逆に興味がわき、初日に劇場に行ってみました。見た感想ですが、ある意味すごいです。なにがすごいって、ほとんどストーリーらしいストーリーはなく、ロボットが戦うだけの映画にここまで資金を投下して、また結果としても大ヒットさせてしまうのですから、すごいとしか言いようがありません。なんとも評価が難しい映画ですが、2時間20分という上映時間の長さはそう感じませんでしたから、私自身、たぶん結構楽しんでみていたのだと思います。
今日は先日の書籍に続き、「An Inconvenient Truth(邦題:不都合な真実)」のDVDを見ました。内容は本とほぼ一緒でしたが、やはり映像で見るとより高い訴求力を感じました。映画の中で、ゴアはこのスライド講義を少なくとも1,000回は行ったと語っていますが、それだけの回数を重ねていることもあってか、本当に見事なプレゼンです。多くのデータ、写真や実際の映像、そしてアニメーションなどを駆使した分かりやすいスライド、そして彼の見事なスピーチ。さすが「一瞬だけ大統領になった」男です。内容については本で読んでいましたので、DVDではすっかり彼のプレゼンに見せられてしまいました。
最後にこの作品に登場する「Ten things to do(私にできる10のこと)」を紹介しておきます。
1.Change a light
省エネルギー型の電化製品や電球に交換しましょう。
2.Turn off engine
停車中は、エンジンを切り、エコ・ドライブしましょう。
3.Recycle More
リサイクル製品を積極的に、利用しましょう。
4.Check your tires
タイヤの空気圧をチェックしましょう。
車の燃費基準を上げれば、無駄なエネルギー消費を防げます。
5.Use less water
こまめに蛇口をしめましょう。
水道の送水に使用されるエネルギーを削減することが出来ます。
6.Avoid products with a lot of packaging
過剰包装、レジ袋を断りましょう。
買い物は、このリサイクル・エコ・バッグを使いましょう。
7.Adjust your thermostat
エアコンの設定温度を変えて、冷暖房のエネルギー削減をしましょう。
8.Plant a tree
たくさんの木を植えましょう。
1本の木は、その生育中に1t以上の二酸化炭素を吸収することが出来ます。
9.Be a part of the solution
環境危機について、もっと学びましょう。そして、学んだ知識を行動に移しましょう。
子供たちは、地球をこわさないで、と両親に言いましょう。
10.Encourage your friends to see An Inconvenient Truth
映画『不都合な真実』を見て地球の危機について知り、友に勧めましょう。
アメリカの議会を動かすことも重要ですが、それ以前に我々一人ひとりができることから行動することが重要です。
今日は「Live Free or Die Hard(邦題:Die Hard 4.0)」の先行上映を早速見に行ってきました。このシリーズの1作目は1988年ですから、私は高校生。もっとも映画を見に行っていた時期にスタートした作品だけに結構思い入れがあります。特に1作目はBruce Willisの出世作であり、またIndiana Jonesの2作目と共に、最高のアクション映画だと思っています。今回の4作目ではサイバーテロリストとの闘いになりますが、かなり面白かったです。シリーズが好きな方であれば、大満足ではないでしょうか。最後のシーンもDie Hardシリーズらしい終わり方で非常に良かったです。ちなみにこのシリーズは、作品ごとに話が完結するので過去の作品を見ていなくても楽しめると思いますが、基本的なキャラ設定を理解するためにも、1作目だけは見ておいた方が良いかもしれません。公開は来週末ですが、是非劇場で見ることをおススメします。
ちなみに劇中で、The Subwaysの「Rock & Roll Queen」やCreedence Clearwater Revivalの「Fortunate Son」が流れますが、どちらも最高に格好良い!私が生まれた頃に活躍していた古いバンドですが、CCRって結構好きです。
今日はアメリカで昨年、爆発的な大ヒットとなった「HIGH SCHOOL MUSICAL」のDVDを見ました。これはディズニー・チャンネルが制作したテレビ版のミュージカル映画ですが、これまで世界中でサントラが650万枚以上、DVDは790万枚以上の売上を記録しているとのことです。内容は高校を舞台にしたかなりベタなミュージカル。ここまでのベタな内容が成立するアメリカという国にはある意味、驚嘆してしまいますが、ディズニーらしく夢や希望、友情、葛藤などがさわやかに描き出されていました。さすがに35歳の男が見ると心から入り込めない部分はあるのですが、音楽も良かったですし、比較的楽しめたような気はします。こういった純粋な夢や希望というストーリーは、いまの日本ではなかなか見られません。その現実を少し寂しく思います。
今日は昨日公開となった「Pirates of the Caribbean: At World's End」を早速見てきました。全世界同時公開の大作ですが、確かに大作の雰囲気は十分。でも、映画の完成度はいまいち
かなというのが感想です。たぶん脚本が単調なのでしょう。そんな中、Jack Sparrowの父親役で特別出演しているKeith Richardsは出演時間は短いものの、なかなか美味しい登場の仕方をしていました。まあ、ヒットはするでしょうが、同じ3作目であればSpider-Man 3の方が断然良かったように思います。ちなみにエンドクレジットのあとに、ちょっとしたおまけがありますので、劇場に行かれた際には最後までご覧頂くことをお勧めします。
今日は話題のBabelを見てきました。全体としては難解な部分もあり、また作品の中に台詞などによる明確な(分かりやすい)主張がないため、一般受けするとは到底思えない作品でしたが、バベルというタイトルを前提にすれば、通じ合えない人間同士の苦悩や愚かさが伝わってきました。もっともそう考えると聾唖者を取り上げたのは若干短絡的な選択であったように思いますし、演出上それほど必要性が感じられないようなシーンも散見されました。なお、作品全体はモロッコ、メキシコ、日本と3つの場面が同時に進み、それがある一本の線で繋がっていくのですが、微妙な時間のズレが最後で抜群の演出になっており、モロッコシューティングのあるシーンのまとめ方・見せ方は感心しました。
ちなみに先日、この映画の日本公開にあたってのドキュメンタリー番組を見たのですが、それによれば今回、配給のギャガ・コミュニケーションは菊地凛子フィーバーにあわせ、公開を前倒しすることができるにも関わらず、敢えてそれをしなかったそうです。その理由は彼女の話題性だけで劇場に足を運ぶ観客が増えると、この作品の意味が理解できず、逆に「つまらなかった」とか「分からなかった」という悪評が立ってしまう危険性が高いと判断したとのことでした。今日、この作品を見て、この判断は賢明だったと感じます。
今日は一昨日に公開になったSpider-Man3を早速見に行ってきました。地元アメリカは明日公開ですので、世界的にもかなり早い時期に見ることができ、なんとなく得した気分
。さて前2作と比較した出来ですが、個人的には過去最高の出来と思います。まあ、過去のパニック系作品で見かけたようなシーンは多いですし、展開も突っ込みどころ満載
ですが、幕の内弁当的エンタメ作品としてはかなりのレベルで楽しめました。約2時間20分という上映時間の長さも気になりませんでした。
もっとも過去の作品を見ていないと、その繋がりが良く分からないと思いますので、劇場に行く前には必ず前2作のチェック
をお勧めします。
今日は先日名古屋駅前にオープンしたMidland Square Cinemaで「Dreamgirls」を見てきました。公開されたらすぐに行こうと思っていたものの、なかなか行く時間がなく、やっと行くことができました。この作品は1982年のトニー賞で5部門を受賞したブロードウェイミュージカルの映画化。The Supremesをモチーフにしているのですが、圧倒的な音楽の素晴らしさとキャスティングの豪華さで、素晴らしい作品に仕上がっていました。脚本はもう少し厚みが欲しいところではありましたが、全体としては十分に満足でした。ちなみにこの作品ではジェニファー・ハドソンがオスカーの助演女優賞を受賞しましたが助演にしては非常に美味しい役柄設定で、歌唱力の凄さも相俟って、受賞は当然の結果と感じました。それにしてもビヨンセはきれいでした。
今日はちょうど大晦日が舞台になっている「Poseidon」のDVDを見ました。これは言うまでもなく、あのパニック映画の傑作「The Poseidon Adventure」のリメイク。オリジナルを見たのはそれこそ子供の頃なので正確には覚えていませんが、本当に基本的なプロットだけを拝借し、ストーリーなどは変えているように思います。年越しパーティーを行っている豪華客船をローグ・ウェーブと呼ばれる大波が襲い、船は転覆。一部の乗客が自ら脱出を試みるという本当に分かりやすいストーリーですが、上映時間も短く、あまり無駄がないので、意外に楽しめました。それにしてもKurt Russellが消防士出身の元市長というキャラクター設定だったので、Backdraftと相当被りましたが、彼もいいおっさんになったものです。いろいろな作品のシーンを拝借して固めたような印象が残りましたが、まあ娯楽作品としては良いのではないでしょうか。しかし、登場人物が水の中に潜るシーンで、ついつい一緒に息を止めてしまうので、苦しい映画でした。
今日はこのクリスマスシーズンで絶対に行きたいと思っていた「Casino Royale」を観に行ってきました。今回はボンドが007になる前から初仕事にかけての話ということもあり、これまでの作品とは少し違う雰囲気を醸し出していました。もっともオープニング定番のチェイスシーンは非常にスピーディで、過去の作品の中でも最高レベル。全体としてもカジノのシーンが若干まったり(特にポーカーのルールを知らない人には??かも)したものの、やはりこれでもか、これでもか的な展開で、あっという間の144分でした。007は子供の頃より、毎回劇場で見ていますが、たぶん近年稀に見る良作だったのではないかと思います。なお、今回初めてボンド役を演じたDaniel Craigですが、個人的には良かったと思います。彼の作品と言えば、Munichくらいしか知りませんでしたが、こういったクールな役はピッタリです。しかし、彼は1968年生まれですから、私と3つしか変わりません。私もボンドくらいの年代になってきたのかぁとしみじみ思いました。またボンドガールのEva Greenは財務省の会計士という設定のため、あまり華やかさはありませんでしたが、個人的にはこういった知性を感じさせる女優は大好きです。今後の彼女の活躍を期待したいものです。
今日は公開したらすぐに行こうと思いながら、なかなか行くことができなかった「Letters From Iwo Jima」を見に行ってきました。Clint Eastwoodによる硫黄島2部作の2作目で、今回は日本軍の側から硫黄島の戦いを描いています。ハリウッド作品ながらほぼ全編を通じて、日本人キャスト・日本語という異色作品。アメリカでは戦争による残虐シーンにより、17歳未満の未成年者は保護者の同伴がない限り、入場することができないというR指定にされている作品ですが、確かに自決シーンなど、結構衝撃的なシーンも多く見られました。ストーリーはネタばれになるといけないので書きませんが、Clint Eastwoodらしい作品であったことは間違いありません。ただ個人的には戦争の悲惨さはあまり伝わって来ず、日本軍の統制の無さばかりが目に付きました。あれでは戦争には勝てません。リーダーとして方針を如何に部下に理解させ、共有するか。そして情報の流れを良くし、報連相を徹底するかという課題はいまでもまったく変わらないように思います。
アメリカでは12月20日よりなぜかマンハッタンのAMC Loews Lincoln Square 13 with IMAXだけで先行公開されている模様ですが、既に「American Film Institute」と「L.A. Film Critics Association」「National Board of Review」でBest Pictureを受賞しており、オスカーへの期待がかかります。しかし、これはどうでしょうか。非常に政治的な作品ですし、日本人の捉え方とアメリカ人の捉え方には大きな差があるように思えます。作品賞はどうかなぁ?意外に二宮和也が助演男優賞あたりにノミネートされ、いいところに行く可能性があるかなと思ったりしています。なお、第79回アカデミー賞は、1月23日にノミネートが発表され、2月25日に授賞式が行われます。
今日は「Flags of Our Fathers(邦題:父親たちの星条旗)」を見てきました。これはClint Eastwood監督による硫黄島2部作の1本目。「Million Dollar Baby(2004)」「Mystic River(2003)」とすばらしい作品が続いているEastwood監督だけに、この作品は制作発表がなされたときから楽しみにしていたのでした。太平洋戦争において激戦とされる硫黄島の戦いを、摺鉢山に星条旗を掲げる米軍兵士たちの写真を中心に、アメリカ側の視点で描いています。少し変わった作り方がされており、人間を通じたドキュメンタリーのような仕上がりになっていましたが、時間軸や登場人物が入り乱れるので、少し分かりにくいところもありました。若干想像していたのとは違う作品でしたが、映画の締め括りはEastwood作品独特の静けさを感じさせました。次の「Letters From Iwo Jima」も公開されたら、すぐに見に行こうと思います。
今日は「Soylent Green(邦題:ソイレント・グリーン)」のDVDを見ました。1973年制作のCharlton Heston主演によるSF作品。人口の増加と環境汚染により食糧問題が深刻さを増している2022年のニューヨークを舞台に、1人の刑事が政府の陰謀を暴いていくというストーリーですが、その結末はかなり衝撃的。中学生の頃に見て以来、約20年ぶりに見たのですが、改めて見てみると、この作品の革新性や素晴らしさを実感します。演出には若干の古さを感じるものの、その設定やカメラワーク、編集などは非常にハイクオリティです。ここでネタバレしてはいけないと思うので、詳細は書きませんが、機会があれば是非ご覧頂きたい、SFの名作です。
今日は公開時から非常に話題になっており見たかったHotel RwandaのDVDを見ました。1994年にアフリカのルワンダにおいて、多数派のフツ族が、100日間で少数派のツチ族を80万人とも100万人とも言われる規模で大量虐殺した事件が起こりました。その中で、ホテルのマネージャーが難民を命懸けで保護するというストーリー。事実に根差した圧倒的な脚本、主演のドン・チードルの迫真の演技(2004年度アカデミー賞主演男優賞ノミネート)、過不足なく効果的に迫力を伝えるカメラワーク、事態の明暗をはっきりと伝える映像と、すべてが素晴らしい傑作でした。非常に重いテーマの映画ですが、こういう映画が評価されなければ、絶対にいけない。そう思わせる極めて完成度の高い作品。今年見たすべての作品の中で間違いなくベストです。
今日は私の大好きなTim Burton作品の中でも最も異色な作品の1つである「Mars Attacks!」を久し振りに見ました。この作品をどう見るかは人によって完全に意見が分かれるでしょう。無差別に人間を殺戮していく火星人をテーマにしたTim BurtonらしいシニカルなスーパーB級映画というのが1つの見方。もう少し深読みすると、コミュニケーションの断絶と暴力による解決という高尚なテーマを扱っているように見えなくもない。いずれにしてもJack Nicholsonを初めとした超豪華なキャスティングを使いながら、最高にチープな映像に作り上げたのは、本当にTim Burtonらしいところ。普通、Jack Nicholsonにこんなバカな演技はさせられません。それにしてもこの作品でのNatalie Portmanの可愛さったらありません。
今日は風邪の療養のため、昼食を食べに行った以外は自宅療養。仕方ないので、帰りにDVDを借りてきました。いくつか見たい映画もあったのですが、熱で頭がぼーっとしていることもあり、久し振りにジャッキー・チェンの「Project A(A計劃)」を見ることに。私の世代の人であれば、たぶん誰もが見ているジャッキー・チェン、サモ・ハン・キンポー、ユン・ピョウによる傑作アクション映画です。有名な時計台からのダイブシーンがある映画と言えば分かるでしょうか。たぶん15年ぶりくらいに見ましたが、やはり良くできたエンタメ作品だと再認識。1983年の公開当時に見たときと比べれば、私も年齢を重ねていますので、中学生の頃のように単純に大笑いということもなくなりましたが、ジャッキー・チェンの最高傑作であるのは間違いないと思います。

